JoJoの奇妙な学園

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2.スタンドとは


2−1.スタンド〜イメージ化された超能力〜
 「スタンド」とは週刊少年ジャンプに連載中の荒木飛呂彦氏の描く「ジョジョの奇妙な冒険」、その第3部以降に出てきた、イメージ化された超能力のことです。超能力者のそばに重なるようにして立つ人影。闘争本能によって突き動かされるそれは、亡霊のように普通の人には見えません。氏は今まで漠然としたイメージでしか表現できなかった超能力をイメージとして表現し、超能力の「動き」をよりビジュアルにとらえられるように描きました。このルールはその「スタンド」をZero_Systemのルールを用いてゲームとしてプレイできるようにデザインしたものです。


2−2.原作におけるスタンドの定義
 原作における「スタンド」の定義は以下のようになっています。第4部に入って、いくつか例外が出てきましたが、それはそれで例外として処理することにします。以下の説明は「スタンド」を表す基本的なものであると解釈してください。

「スタンド」とは、その人を守ってくれる守護霊のようなものである。
「スタンド」とは、ひとりの人間に一体である。
「スタンド」を自由自在に意志で操れる人間が「スタンド使い」である。
「スタンド」を傷つけられると「スタンド使い」も傷つく。
「スタンド」は「スタンド」でしか倒せない。
「スタンド」とは「そばに立つ(スタンド・バイ・ミー)」という意味からきている。
「スタンド」とは基本的に普通の人間に見ることはできない。
例外は他の物質と合体し、操っているときである。
「スタンド」は、その本人より遠くへ離れれば離れるほど力は弱くなる。


2−3.ルールにおけるスタンドの基本概念
 これは先の2つの項目を読めばだいたい理解できると思います。原作では触れられていないことですが、このルールでは「スタンドの能力とその出現イメージは、そのスタンド使い本人の精神構造の現れである」と考えています。つまり、スタンドのイメージはその本体の精神を表しているというものです。これはあくまでも概念でしかないので、特に気にする必要はありません。
スタンドの雰囲気を知ってもらうためには原作を読んでもらうのが一番です。スタンドは原作の第三部から登場しますので、そこから読んでいただければ、スタンドがどのようなものであるかは理解できると思います。ただ、第三部開始当時はこのルールと比べて、矛盾点が多々ありますが、ゲームをする上で細かいことにこだわる必要はありませんので、初期の頃の矛盾は無視して下さい。


2−4.用語について
 以下で説明する用語については原作に詳しい方ならすぐに理解できると思います。ですが、ルールを読み進めていく上で、混乱を招きそうな用語を解説しておくことにします。

スタンド使い スタンド能力をもつ人間や動物のこと。
本体 スタンド使い自身のこと。
射程距離(射程) 本体からスタンドがどれだけ離れて活動できるかの距離。
実体化 スタンドは本来はスタンド使いにしか見ることはできないが、何らかの
条件で実体化する事により、普通の人間にも見ることができるようになる。



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