Zero_System 2nd Edition
Edit by Adeth Windark/2005

§A−0:基本ルール改定
 キャラクターの移動と戦闘中にできる行動について明確化するルールを追加します。ルールそのものが変更になるのではなく、明確化のための名称と概念が導入されるだけです。


§A−1:キャラクターの移動
 キャラクターの移動には、”巡航移動”と”全力移動”の2種類があります。

 「巡航移動」では、地上なら1ラウンドに【機敏】+【体力】m。水上/水中なら1ラウンドに【機敏】か【体力】のどちらか低い方m移動できます。

 「全力移動」なら「巡航移動」の3倍の距離を移動できます。


§A−2:戦闘中に可能な行動
 戦闘は「ラウンド」という単位を1区切りとして処理します。1ラウンド=約3秒とします。戦闘中にできる行動について以下のように分類します。

1)能動行動
 誰かを攻撃することを含む、積極的に何かに影響を与えようとする行動を”能動行動”と呼びます。”能動行動”はそのラウンド中、自分の行動順番の際に1回だけ行うことができます。能動行動には以下の行動が含まれます。

 a)全力移動移動可能な最大距離を移動する。
 b)観察行動じっくりと観察して分析したり記憶と照合したりする。
 c)攻撃行動攻撃方法の中から1つ選択する。


2)受動行動
 周囲の状況の変化に対処するために受動的に行う行動を”受動行動”と呼びます。これに分類されるのは基本的に”防御行動”だけです。受動行動は1ラウンドに何度でも行うことができます。

 a)防御行動防御方法の中から1つ選択する。


3)補助行動
 ほぼ一瞬で終了する簡単な行動を”補助行動”と呼びます。能動行動を行う際、1つだけ補助行動を組み合わせることができます(組み合わせなくてもかまいません)。”補助行動”には以下の種類があります。

 a)巡航移動通常の移動距離を移動する。能動行動の「全力移動」と組み合わせることはできない。
 b)周囲把握人や物体の配置を瞬間的に確認する。能動行動の「観察行動」と組合せることはできない。
 c)準備行動瞬時に取り出すことができるように準備してある武器や道具を、取り出して使う体勢にする。