JoJoの奇妙な学園

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6.スタンドの基本的な特殊能力


6−1.全スタンドの共通特殊能力〜スタンド会話〜
 全てのスタンド使いは、自分のスタンドが出現していれば、スタンド同士で会話することができます。これはいわゆるスタンド使いにのみ通じるテレパシー会話のようなものです。スタンド会話を行うためには、自分と相手のスタンドが出現しており、お互いに見えていて、なおかつ、普通に会話できる距離でなければなりません。この時、本体が実際に声を出せない環境でも不自由なく会話することができます。原作では、全員がアクアラングを付けた状態で、水中で(スタンドによる)会話をしていました。スタンド会話は本体が声を出す必要はありませんが、本体が首を絞められているなど、普通の状態でも声の出せない状況ではやはりスタンド会話をすることはできません。

6−2.近距離型スタンドの特殊能力〜連打攻撃〜
 射程が10m以下のスタンドは原作のスター・プラチナに代表される「オラオラ!!(C)」攻撃を行うことができます。この攻撃を行うには、攻撃の際に連打攻撃を行うことを宣言しなければなりません。連打攻撃を行うには以下の条件を満たしていなければなりません。

☆連打攻撃の条件
1) スタンドの【射程】が2(10m)以下であること。
2) スタンドの形状が人型のように連打攻撃を行い易い形状であること。
これは連打攻撃するときのイメージ自体がそれらしいものでなければならない
ということです。つまり、拳や剣の突きなど、高速で繰り出す攻撃をすることが
可能な動作でしか連打攻撃をすることはできないということです。
3) 連打攻撃の際に何等かのエネルギー操作を伴わないこと。これは炎や冷気を
纏ったり、空間を削るようなエネルギー操作能力を併用して連打することは
できないという意味です。
4) ダメージを出すのでなければ命中率を高めるために連打攻撃をしてもよい。


 ルール上ではこの連打攻撃は1回に攻撃できる回数が増えるということで処理します。攻撃できる回数は、そのスタンドの【スピード】か【正確さ】のどちらか低い方と同じになります。攻撃はその回数分行いますが、防御の方は1回しかダイスを振ることはできません。この場合の防御は回避のことです。連打攻撃に対して通常の受けは不可能です。


 例、【スピード】が4、【正確さ】が3のスタンド(射程は2mとする)がいたとします。このスタンドが連打攻撃を行うときは、自分の行動順番に(【スピード】か【正確さ】のどちらか低い方なので【正確さ】をとって)3回攻撃することができます。攻撃の方は3回ダイスを振りますが、防御側は1回だけ振って全ての攻撃のダイスの出目と対決しなければなりません。このスタンドの連打攻撃のダイスの出目が仮に7、3、5だったとします。対する防御者の出目は4だとすると、1回は防御でき、後の2回は命中してしまったことになります。防御者の出目が7以上ならば全て防御することができますが、逆に2以下だと全て命中してしまうことになります。


 被害判定は攻撃が命中した回数分、行ってください。この回数制限はバランスを取るためのものだと解釈してください。イメージ的には、その攻撃回数よりも多くの攻撃が繰り出されているはずです。実際に何発の攻撃が繰り出されたのかが重要になる場合は、連打攻撃の際に振ったダイスの出目の合計と同じ数だけ繰り出されたものとします。先の例では7+3+5=15回の攻撃が(イメージとして)繰り出されていることになります。ちなみに、よく考えれば分かることですが、【スピード】、もしくは【正確さ】が0、または1のスタンドは連打攻撃の回数は1回になります。したがって、このように素早くない、もしくは精密な動きができないスタンドは連打攻撃をすることはできません。


6−3.遠距離型スタンドの特殊能力〜スタンド知覚〜
 【射程】が2(10m)以下のスタンドはスタンド使いが見ることのできない所は、見ることができません。つまり、スタンドに曲がり角を覗かせても、スタンド使いには見えないわけです。【射程】が3(50m)以上のスタンドはこのようなことはありません。このようなスタンドは、スタンド使いの見えないところにスタンドが行ったとしても、ちゃんと物を見て、聞くことができます。この能力は【射程】が3以上のスタンドが自動的に持っている能力なので、先に決めた特殊能力の数の中には含まれません。またこの能力はシートには記入せず、プレイヤー各自がおぼえておくようにしてください。
 この能力には次のような制限があります。まず、集団型のスタンドは【射程】がいくらであっても、スタンド知覚の能力はありません。また、いくつかの感覚器官が無いようなイメージのスタンドは、その無い感覚器官の情報を得ることはできません。


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